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PCルーム全廃の九州大に見る早期BYOD教育



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九州大学が大学のPCルームを全廃し、学生の個人PCを持ち込みを必須化しました。

学生1万9000人が使う“PCルーム”を全廃する九州大 その狙いとは? (1/3) - ITmedia エンタープライズ

 

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以前BYODの記事を書いたけど、こういう取り組みが大学から始まる事は、企業でのBYODを後押しする形となるだろうから、非常に嬉しく思います。

 

まずは元記事の内容を見ていきます。

 

九州大学の狙いとは

 「本学では学生用のPCを設置した講義室を12部屋ほど整備してきたが、時間割の8割ほどが授業時間で埋まっていて、学生が授業時間外に使おうと思ってもほとんど使えなかった。なぜなら学生は1万9000人ほどいるのに、学生向けPCは大学全体で約1000台しかない。これではとても足りなかった」

 

まずは、学生の数に対して、大学側で用意するPCの数が圧倒的に足りなかったという事が背景にあります。この数ではレポートを書くにも、何するにしても全く空きが出ずPCを持っていない人は時間的余裕がありません。

 

でも、1万9000人に対して、1000台とは少なすぎる気がします。私が通っていた大学でも比率的にはもう少しあったような気がします。ちなみに10年以上前の話です。

 

 「お金がなくてPCを買えない学生はどうするのか、電源コンセントはどうするのかとか、そういう意見はたくさん出た。しかし、ノートPCはいまや5万円ほどから買えるし、バッテリーだって5~6時間は持つ。どうしても電池が切れてしまうようなら講義室のコンセントの近くの席に座ればいい。こうして16部局を回って説明して理解を得ることができた」

 

 一応、学生個人個人の多様性についても検討しているようです。この文から読み取るに、5万円ほどのノートPCでスペックは足りるようには整備しておき、バッテリーについてはコンセントの近くの席に座ってなんとかする想定のようです。

 

ちなみに、5万円以下のノートPCだと、以下のモデルが人気のようです。

 

 

うーん。どちらもOffice付きで5万以下なのですが、個人的にはイマイチです。画面サイズが10インチしかないので、モバイル用途には向きますが、メインで持つとするとちょっと心もとないです。

 

さらに 

教育分野ごとに異なるPCへの要求スペックについては「学科ごとに推奨PCを指定してもらうことでクリアしていった」という。例えば、藤村教授が所属する学科ではMacbook Air、その他の学科ではWindows 7/8など――と、OSや端末種別から異なる機種を学科ごとに選べるようにしている。なおMacでは、前述のWindowsをインストール(Boot Camp)すればデュアルOSで使えるようになっている。

 

この部分では、ある教授の学科では、Macbook Airが要求スペックだと言っています。この時点で5万円じゃ買えません。しかもディアルブートにして、Windowsを入れる必要があります。

 

気になるWindowsのライセンスについてですが、

学生向けにウイルス対策ソフトとWindowsMicrosoft Officeを一括契約した

 

これならMacbook Airユーザーも安心ですね!となるのでしょうか。。

まあ、試みとしては大変評価したいと思います。

 

同大学では、

PCを減らすことで浮いた予算をもとに、今後は学生向けサービスを充実させていく方針だ。「PCのように学生個人で賄える部分に投資しない代わりに、例えばWeb学習システムや学習管理システムといったサーバ側のシステムに投資していく。そうした方向でサービスを強化していきたい」

 

と言っています。 大学側としては、学内にPCルームを置かない事により、PCの導入費、保守費がかからないだけではなく、学内のPCルーム自体の運用費を抑えられます。PCの購入費用を学生持ちにした代わりに、学生への新たな価値の提供をしていく考えのようです。

 

早期BYOD教育による恩恵

ここからは私の考えになりますが、この早期BYOD教育の広がりが企業のBYODを後押しすると考えています。私は、どんどんBYOD化を進めていけば良いと思っています。

 

九州大学の学生は、学生のうちから個人PCを大学に持ち運んで授業を受け、レポートを学内で作成し、家庭でもオンラインで教材を視聴するという学習形態を取ります。PCがあればいつでもどこでも学べるという環境に自然と慣れていきます。BYODネイティブとでも言うのでしょうか。

 

そういった環境に慣れた学生は、仕事を行っていく上でもBYODを実施している企業を求めると思います。一旦、環境を選ばない活動のしかたを覚えてしまった上では、旧態依然とした仕事の仕方をしている企業は魅力に欠けます。企業側も対応をせざるをえなくなるくらい、この大学での早期BYOD教育が広がれば良いと思います。

 

 

また、大学側と導入を支援するSI企業側に蓄えられるBYODのノウハウも非常に重要な物ではないかと思います。九州大学のケースは、シンクライアントやDaaS(Desktop as a Service)とまでは言っていませんが、いずれこういう考えに発展していくはずです。

 

他大学へもこの流れがどんどん広がっていき、蓄えられたノウハウが、最終的に企業にまで広がり、よりストレスの少ないBYOD環境構築につながれば良いと考えます。そう、今のBYODは多少なりとも制約がはいるストレスのある物だと思っています。

 

 

まとめ

九州大学のPCルーム全廃、そして個人PCの推奨は非常に面白い取り組み。早期BYOD教育により、学生と大学、社会人と企業、そしてSI企業それぞれに良い流れができるはず。

 

これからの九州大学の学生に期待です。

 

ともんさんが申しております。

 

おわり。

 

 

 

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